引越し顛末

Daiichi Satsukisou

というわけで引っ越しました。
正月に実家へ向かう電車の中で唐突に思い立ってから3ヶ月ちょい。引っ越すまでには,これまで5年間も住んでいながらほとんど行くことのなかった千葉県内を見て周ってやろうと思っていた。しかし、その思いもむなしくあっという間に引越しの日が来てしまった。
引越し日に向けて嫌々ながらもなんとか準備を進め(というか捨て去って)きたわけだが,なぜか引越し日の前日くらいから体の具合がおかしくなり,当日は高熱を発して頭がガンガンする中での作業となった。事前の懸念を払拭してくれるくらい見事に引越し業者は荷物をどんどん運んでくれた。まあ,多少ダンボールに詰め込みすぎだという説教は受けたが,順調に荷物の荷詰め,荷卸しは終了した。部屋にはダンボールが詰まれた状態のままだが,その日はさっさと寝た。そして荷物はそのままで今に至る(引っ越したのは20日)。めんどくさくて全然ダンボールから出す気にならない。おかげで何かしようとするたびにダンボールを漁って,必要とするものを見つけ出す作業が必要となっている。時間がかかって仕方がない。勝手にダンボールから抜け出してくれないものだろうか…。
21日にふらふらしながら元のアパートに行き,部屋の明け渡しをしてきた。これでこのボロアパート&妙典ともお別れである。なんだかんだで5年住んだ(住んでしまった)。荷物が全部なくなってがらんとした部屋を見渡すと,いろいろこみ上げてくるものがある。火事で燃えたときもあったし,あいかわらず隣の親父の声がうるさいし,今年もきっと羽アリが出てくるんだろうけど,決して悪いことばかりでもなかった。
5年前に妙典にはじめてきたときは,サティがあるだけで,まだかなり野原の目立つ土地だった。それから5年たち,多くの野原は消えて,マンションがたちならんでいる。まあ,駅前開発には失敗した感もあるが,隣に行徳という結構ひらけた町もあるし,わりと住みやすい町だったと思う。
ここから学校までは決して近くはなかったが,東西線は朝方以外はわりと座れるし,帰りも座れることのほうが多かった。荒川をわたっているときの河口から太平洋をのぞむ景色も好きだった(隣に車用の橋ができてしまったので見にくくなってしまったけど)。
そんな町に別れを告げて引っ越してきたわけだが,今後はどうなることやら。学校は近くなって良い。部屋のほうは数日住んでみて,早くもいくつか不満なところが出てきているが,まあ,仕方なく数年は住むのだろう。なんにせよ,早く部屋の片づけをしなければならない。