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Pettjohn Ⅱ, T. F. & Jungeberg, B. J. 2004 Playboy playmate curves: Changes in facial and body feature preferences across social and economic conditions. Personality and Social Psychology Bulletin, 30, 1186-1197.

別の文献をコピーしに行ったのだが、題名に惹かれて、じゃなくて内容に興味を持ったのでコピーした。内容は、Pettjohnたちの提唱するEnvironmental Security Hypothesisに沿って、女性の身体的特徴に対する男性の好みと社会的、経済的状況との間には関連があるだろうということで、Playmates of the Yearを取り上げて検討している。結果を見ると、社会的、経済的状況が厳しい時には、年齢が高く、体重が重く、背の高い、そして大きなウエスト、小さな目、ウエスト対ヒップのより大きな割合を持った人が好まれるという関連が見られた。これらの身体的特徴は、成熟を示すものであり、社会的、経済的状況が悪い時には、そうした成熟した、平板な身体的特徴を持つ女性が好まれ、反対に良い時には、若くて、幼児的な顔立ちで、より曲線的な身体的特徴を持つ女性が好まれるという傾向が見られた。
レビューやらディスカッションの部分で挙げられていた先行研究を見て、この手の研究ってそこそこあるもんだなと少々驚いた。Singh(1993)の研究などは概論書などでも見かけるが、後は全然知らなかった。あと、方法のところで、Playmates of the Yearの選考方法が詳しく載っていたのがなんか面白かった。